重要無形文化財 小千谷縮・越後上布 技術保存同人会 ユネスコ世界無形文化遺産登録

主な制作工程

原料「青苧」あおそ

  • 苧畑の野焼き(春)

  • 苧ひき

  • 青苧

小千谷縮・越後上布の原料になる苧麻(ちょま)は、主に福島県の昭和村で栽培されている。上杉家の会津移封と共に、 良質な苧麻は越後から会津へと移りました。
成長した苧麻を刈り取り、数時間清水に浸けて皮をむき、その皮の肉質をこそぎ落として繊維だけを取り出し、 乾燥させ原料の青苧を作ります。

苧績み(おうみ、てうみ)

  • 苧績み作業写真
  • 苧績み作業写真

    苧績み

  • 苧桶(おぼけ)写真

    苧桶と手績みした糸

水に浸してやわらかくした青苧(あおそ)を爪で細かく裂き、その糸先をより合わせてつないで、均一の太さの糸を績み、 苧桶(おぼけ)に入れていきます。

昭和村から届いた青苧は、一日に績む量を水に浸した後に、爪で細く裂き、乾かないように口で湿らせて、端どうしを撚り込むだけで繋いでいく。繋いだ箇所が抜けないのは勿論、糸の細すぎる処があると、そこに撚りが溜まり、切れやすくなる為、均一の太さの糸が要求される。湿度の高い時期のほうが乾きにくく、作業に適する。ベテランで一日に5~6グラムを績む。一反に、800グラム以上の糸を使用する。
先ず、それぞれの端を捻り合わせて、捻り合わせた端を片側に添わせて更に捻り合わせる。
捻る方向は、最終的に右捻りになるようにする。左方向では、次の段階の撚糸で、捻った所が解けてしまう。

絣作り(手くびり)

  • 絣作り
  • くびっているところ

    くびっているところ

  • くびった後染色を施して一部くびり糸を解いた処

    くびった後染色を施して一部くびり糸を解いたところ

図案に基づいて作られた木羽定規または紙テープによって、墨(印)つけをして、くびり糸(綿糸または古苧等)で 固く巻き(くびり)染色する。その部分が防染され絣が出来ます。

製織(いざり機)

  • 製織作業
  • 製織作業
  • 製織作業

ちきりに巻いた経糸(たていと)を機に掛け、シマキと呼ばれる腰当てで張力を加減し、足首にかけたマネキの紐を引く ことにより経糸を交差させ、開口した所に緯糸(よこいと)を巻いた管の入った杼(ひ)を通して打ち込み、さらに 筬打ち(おさうち)を行い、織り上げます。

湯もみ・足ぶみ

  • 足ぶみ作業
  • 湯もみ(小千谷)

  • 足ぶみ(塩沢)

織り上げた製品は、糊や汚れを落としながら布をやわらかくして布目を詰まらせるための「足ぶみ」を行います。
縮はぬるま湯を入れた舟の中で手もみし、糊を落すと同時に「しぼ」を作る「湯もみ」作業を行い、仕上げられます。

雪ざらし

  • 雪さらし風景
  • 雪ざらし作業写真1
  • 雪ざらし作業写真2

仕上げの後、さらに白くする製品は天気の良い日に雪上に広げ晒します。天然の漂白作用であるこの雪ざらしは、 魚沼地方の春を告げる風物詩となっています。

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